Electro-Harmonixの底力を見た。Canyon Delay & Loopersがすごい!レビュー




ギターのアルペジオを広く響かせるためにシマーディレイを導入したく購入したエレハモのCanyon(キャニヨン)。
10種類のディレイにルーパーが付いた合計11もの機能を持つペダルですが、これがエレハモのアイディアとチャレンジ精神が詰まった強烈なペダルだったのでレビューします。後半で音を撮ったので聴いてみてね。

もはやCanyonはディレイのワクをはみ出ている、と大きな声で言いたい優れた製品です。





Electro-Harmonix Canyon


メーカーの概要文を抜粋すると

・クリーンなデジタル・ディレイから、ウォームなテープ・エコー、リバース・ディレイ、モジュレーション・ディレイ、オクターブ・ディレイやシマー、そして Deluxe Memory Man のエミュレートサウンドまで網羅

  • Looper 機能
  • タップテンポ機能
  • 直感的なコントロールを可能にする Secondary Knob モード


ということ。とにかく多機能。ディレイのMODEは

  1. ECHO: デジタル・ディレイ
  2. MOD: モジュレーション・ディレイ
  3. MULTI: マルチタップ・ディレイ
  4. REVRS:リバース・ディレイ
  5. DMM: Deluxe Memory Man
  6. TAPE: テープ・ディレイ
  7. VERB: リバーブ+ディレイ
  8. OCT: オクターブ・ディレイ
  9. SHIM: シマー
  10. S/H: サンプル&ホールド






と、
11. LOOP: ルーパーモード(最長62秒間のループ録音)
です



最初にオマケ機能の紹介





  • ルーパーは便利。遊べる。
  • タップテンポはON/OFFスイッチを繰り返し踏むことでテンポを決められる。この操作はちょっと難しいので、私は外付けスイッチで対応しています。
  • 4つあるノブの中央にあるTAP / DIVIDボタンを押すことで
  • 4分音符 / 付点8分音符 / 8分音符 が切り替えられます。(LEDの色も変わるので目で確認できる)



ノーマルなディレイ





普通のディレイペダルとして使うならばECHO、DMM、TAPEでしょう。これはもう普通に良いです。しいて言うならばtc electronic Flashback Delayの方がハイファイかな。でもギターやベース・アンプで使うなら何の問題もないクオリティです。

そして深い広い効果を狙ったアンビエント系に重宝される今どきなやつはREVRS、VERB、SHIM。これら機能があったからこのCYANYONを買ったわけです…

が、それ以外のMULTI、OCT、S/Hってどうなの?ってくらいワケが分からない。でもここにエレハモの凄さが潜んでいました。それはのちほど。



裏モードがある





TAP / DIVIDEを1秒以上押すと、2つののノブが裏モードに変わり、選んでいるエフェクトに合わせたパラメーターを調整することができます。

例えばTAPEの場合。裏モードに入ったノブは「テープの歪み量」「フラッターモジュレーションの深さ」を設定できます。両方を上げるとグっシャグシャなノイズの嵐を作れます。
MODであればモジュレーションの「速さ」と「深さ」を調整。ビニョンビニョンにディレイ音を曲げることができます。

このように各MODEのディレイのテイストを自分好みに調整できるわけですが、繊細なところから過激なところまで変化させることができる幅広さがエレハモらしさです。2つ



ディレイ・タイム最小でモジュレーションペダルに変身



本機のディレイ・タイムは5m秒~3秒です。このディレイ・タイムを最小にして使うとDRY音とWET音がほぼ同時に出るわけです。そうなると過激なモジュレーションを持つこのペダルのもう一つの魅力が現れます。

MODはコーラスに。TAPEはオーバードライブに。VERBはノーマルなリバーブに。上下オクターブがエコーするOCTはオクターバーになるのです。特にOCTは裏モードの設定次第で簡単にドローバーオルガンサウンドを出力することができます。

この使い勝手の良さよ。エレハモがなぜ多くのプレイヤーから支持されているのかが分かった気がします。

言葉だけでこれは伝わらないので動画を作りました。ちょっと長いですがぜひ最後までご覧ください。





ね。すごいんですよこれ。



まとめ



シマーディレイがあって予算範囲内で、最初はtc electronic Flashback Delay2とどちらにするか迷ったのですが、今となってはこちらで良かったと思っています。もちろんtcも同じような効果は期待できるのですが、あちらはディレイ・タイムが20m秒~7秒と広大で最小はCYANYONの4倍もあるのであくまでディレイとして想定されているのでしょう。使い心地が違うと思われます。ディレイというワクから外へ出るにはCYANYONの方が優れていると思います。(7秒間のディレイってどう使うんだろう?)

シンセやオーディオにも対応する美しいディレイだったらStrymon。ギターアンプで最高の音だったらtc electreonic。フィードバックの嵐を安く楽しむならBehringer VD400。でもおもしろいのはこのElectro-Harmonix Canyonです。良いペダルなのでぜひ。





これがステレオだったらもっと面白かったかもしれませんが、EXPペダル機能も追加されたデラックス版のGrand Canyonがそれを満たしています。徹底的にバカをしたい人はぜひこちらを。





注意点



最後に。私の持っているモデルに限ってかもしれませんが、付属のACアダプタかバッテリーでないといくつかのMODEで誤動作が起きます。

普通にセンターマイナス9VのACアダプタなのですが、MULTI、OCT、SHIMなど特殊なやつがほかのACアダプタではダメでした。グリッチ(CDの音飛びみたいな状態)します。

私はリチウムバッテリーで動作させているので問題なく使えています。

もしかしたら最新モデルでは改善されているかもしれませんが、中古で買う際はスタッフの人に標準ACアダプタの有無と、他社製品で特定のモードがうまく動作するか、を確認してもらってください。もしACアダプタが付いておらず誤動作が起きるのならばACアダプタ分、値下げしてもらってください。これは鉄則です。